第69回強磁場応用専門研究会

 セラミックス磁場配向の第一線で長らくご活躍され、昨年度、物質・材料研究機構で定年を迎えられた打越哲郎先生にご講演いただけることになりました。打越先生が取り組んでこられた、コロイドプロセスを利用したセラミックスの磁場配向や電気泳動堆積との併用などについて振り返って頂き、基礎からわかりやすくご解説頂ける予定です。
できるだけじっくりとお話を伺い、議論するため、講演時間を長めにとっています。またとない機会ですので、是非、ご参加いただければと思います。

共 催:
低温工学・超電導学会2023年度 第2回 時空間変調磁場の制御と応用に関する調査研究会
日 時:
2024年2月22日(木)14:00~15:30
開催場所:
ハイブリッド開催
現地会場:京都先端科学大学 太秦キャンパス 南館(工学部棟) 4階会議室
(〒615-8577 京都市右京区山之内五反田町18番地)
参加費:
無料

申し込み:
申込フォーム
参加ご希望の方は上記申込フォームからご登録ください。
Web参加の方には、追ってアクセス情報をご案内します。
*現地会場で参加申込受付は行いません。必ず参加登録をしてご参加ください。
世話人:
秋山庸子(阪大) yoko-ak_at_see.eng.osaka-u.ac.jp
廣田憲之(物材機構) hirota.noriyuki_at_nims.go.jp
諏訪雅頼 (阪大) msuwa@chem.sci.osaka-u.ac.jp
(_at_を@へ変更してください)

プログラム

14:00~15:30
強磁場と電場の重畳作用を利用したセラミックスのコロイドプロセス

○打越哲郎 (NIMS)

マグネットテクノロジーの目覚しい進歩は、10 T 級の強磁場の研究室レベルにおける容易な利用を可能にした。それに伴い、強磁場は、従前のいわゆる物性研究以外の材料プロセス分野にも、急速に利用分野を拡大した。NIMS のグループでは、反磁性セラミックス粒子のコロイド分散系に、超伝導マグネットの発生する強磁場を印加すると、磁場の作用を受けないと考えられてきたアルミナやチタニアなどのセラミックス材料が、明らかに磁場の影響を受けて配向する現象を見出し、この現象を、結晶方位の制御された高性能、高機能セラミックス材料の創製プロセスへと展開した。本講演では、コロイド分散系に2つの外部場である強磁場と電場を重畳作用させることにより、結晶方位と高次構造が高度に制御された配向セラミックスを作製するこれまでの試みについて紹介する。