第229回研究会
テラヘルツ領域におけるスピントロニクス研究の現状と展望
テラヘルツ領域(0.1~10 THz)は,電波と光波の境界であることから信号の発生と検出が困難であることが知られています.しかし,この領域はフォノン・プラズモン・マグノン・分子の回転などの励起周波数に対応しており非常に興味深い現象が潜んでいることから,新しい物性開拓を目指す上で重要となっています.最近,磁性研究の分野においても,ピコ秒パルスを用いた超高速磁化制御(~10 ps)や反強磁性体・フェリ磁性体を用いたテラヘルツ磁化ダイナミクスなどが報告されており,今後,ますます研究が盛んになることが予想されます.そこで,当研究会では,テラヘルツ領域におけるスピントロニクスおよびその関連分野においてご活躍の研究者の方々をお招きし,研究の現状についてご紹介頂きます. 多くの方のご参加をお待ちしております.
*参加者には、PDFで研究会資料を配布、
「冊子を購入する」を選択された方には、研究会終了後に資料冊子を発送いたします。
- 日時:
- 2020年11月11日(水)13:00 ~ 16:40
- 場所:
- オンライン開催(Webex)
- 参加申込:
- 締め切りました
- 参加費:
- 無料(研究会資料予約購読者,学生)
3,000円(会員,賛助会員,協賛学会の会員)、6,000円(非会員) - 資料代:
- 2,000円(会員,賛助会員,協賛学会の会員,学生)、4,000円(非会員)
- *参加費・資料代は消費税込み金額です
一度受け付けた参加費は返却いたしません - 支払方法:
- PayPal(クレジットカード決済)または 銀行振り込み
*PayPalを選択:登録のメールアドレスへ請求書をお送りいたします。
PayPal(クレジットカード決済)メール請求書の決済手順
*銀行振り込みを選択:下記口座まで参加費をお振込みください。銀行振込 三菱UFJ銀行 神保町支店
(店番013)普通預金2259640口座名義 公益社団法人 日本磁気学会 - 支払期限:
- 11月9日(月)
- 協賛:
- 応用物理学会,日本物理学会(予定)
- 問い合わせ先:
- 日本磁気学会事務局 TEL:03-5281-0106
- オーガナイザ:
- 近藤浩太(理研), 植田研二(名大), 柴田竜雄(TDK)
事前の申し込み、参加費の支払いが必要です。
参加費のお支払を確認後、会場URLをご案内いたしますので、お早めにお申し込みください。
参加費のお支払を確認後、会場URLをご案内いたしますので、お早めにお申し込みください。
- プログラム
座長:近藤浩太(理研)
- 13:00 – 13:40
- ワイル反強磁性体Mn3Snの室温テラヘルツ異常ホール効果
○松永隆佑(東大)
- 13:40 – 14:20
- 反強磁性体磁化ダイナミクスのTHzスペクトロスコピー
○森山貴広(京大)
- 14:20 – 15:00
- 光パルスで観る磁性金属のテラヘルツスピンダイナミクスとスピン流
○水上成美(東北大)
- 休憩(20分)
座長:植田研二(名大)
- 15:20 – 16:00
- Bi2Te3トポロジカル絶縁体薄膜におけるスピン偏極したディラック電子の磁気光学応答
○溝口幸司(阪府大)
- 16:00 – 16:40
- 半導体における電子スピン時空間ダイナミクス計測
○森田 健(千葉大)
当学会では,研究会でのビデオ・写真撮影および録音はご遠慮いただいております.