(http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu47/siryo3.pdf)
 
タイトル:
総合科学技術会議において、最近の科学技術の動向としてハードディスクの開発動向が紹介された。
概要:
 6月16日に開催された第47回総合科学技術会議において、東北大学電気通信研究所中村慶久教授の全面的なサポートにより、ハードディスクに関する技術開発の最新動向が紹介された。垂直磁気記録方式の提案から製品化までの道のり、大容量ストレージが拓く未来像、日本の技術力の高さ、などが小泉首相ならびに主要閣僚に対して説明された。
本文:
 総合科学技術会議では、日本の最新の科学技術動向として会議の席上でデモンストレーションを交えた紹介をしている。6月16日開催の第47回総合科学技術会議においては、ハードディスクに関する研究動向が紹介された。紹介内容の選定、デモンストレーション機材の準備、資料作成などの準備作業には、東北大学電気通信研究所の中村慶久教授が全面的に協力し、首相官邸で行われた総合科学技術会議開催中も研究室スタッフが待機するなどの協力を行った。1977年に日本で提案された垂直磁気記録方式は、提案から28年を経て国家支援の下に実用化のめどがついたこと、ハードディスクは世界市場でも日本の技術力をもとに特に小型のものを中心にシェアを拡大しつつあること、等が紹介された。デモンストレーションでは、電池駆動ハードディスクドライブと無線LANの組み合わせにより、ハイビジョン画像など大きな容量を必要とするデータが気軽にポケットに入れて持ち運べて身近なパソコンで簡単に閲覧できる様子が示された。
  今回のデモンストレーションでは、磁気工学に関する地道な研究が日本で続けられており、その成果により日本の国際競争力も高まっていることが、小泉首相をはじめ、財務、総務、文科、経産、農水、環境の各大臣に対してアピールできたものといえる。

(東北大学 石山 和志)