第59回化合物新磁性材料専門研究会

「薄膜,界面,非平衡相で実現する超伝導」
日時: 2016年12月5日(月)13時30分-16時30分
場所: 仙台会場:東北大学金属材料研究所国際教育研究棟セミナー室1
    東京会場:東京大学工学部6号館工学部大会議室(二ヶ所にて講演を行い,交互配信を行います)
趣旨: 近年,薄膜作製技術・加工技術・測定技術の進歩により,薄膜を使った超伝導研究が盛んに行われている.中でも,単原子層膜を用いた研究,基板と薄膜との界面や異なる相同士の界面を利用した研究,非平衡相を抽出する研究といったものは,薄膜ならではの研究と言えるものであり,通常のバルク体ではアプローチすることが難しい領域において,驚くべき成果が報告されている.本研究会では,薄膜を使った超伝導研究に関する最新の研究成果を紹介していただき,今後の研究展開に関して議論したい.
参加費: 無料
問い合わせ先: 東北大学大学院理学研究科物理学専攻 今井良宗
        imai_at_tohoku.ac.jp (_at_は@に変換してご使用ください。)
        首都大学東京理工学研究科電気電子工学専攻 水口佳一
        mizugu_at_tmu.ac.jp (_at_は@に変換してご使用ください。)

プログラム

13:30-13:35 はじめに
今井良宗(東北大)
13:35-14:05 角度分解光電子分光で見たFeSe超薄膜の高温超伝導(PDF)
中山耕輔(東北大)
14:05-14:40 電気二重層トランジスタ構造における新奇2次元超伝導現象(PDF)
野島 勉(東北大)
14:40-15:00 休憩(回線切り替え)
15:00-15:30 鉄カルコゲナイド超伝導薄膜へのプロトン照射効果(PDF)
尾崎壽紀(関西学院大)
15:30-16:00 薄膜化によるFe(Se,Te)の相分離の抑制と全組成領域相図(PDF)
鍋島冬樹(東大)
16:00-16:30 強相関効果による高温超伝導発現機構と界面構造を利用した超伝導の制御可能性(PDF)
三澤貴宏(東大)