応用物理学会・磁気科学研究会、低温工学・超電導学会 共催

近年の低温工学・超電導技術の進展により、物理・化学・生物学・医学・薬学・工学などの幅広い分野へ高磁場環境が普及したことで、磁場に対して多様なニーズが生みだされるようになりました。これを受けて高磁場発生環境も時間的・空間的な多様化が進み、さらなる磁場の普及に寄与するという相乗効果が生み出されています。
第41回専門研究会では、低温工学・超電導学会2016年度第3回 磁場の多様性と利活用に関する調査研究会及び応用物理学会 磁気科学研究会との共催で、磁場応用に関連する分野で活躍する若手研究者の話をじっくり伺う機会を設けました。今年度関連分野で学位を取得された、北海道大学の丸山明日香氏をお招きして、学位論文の内容についてご講演頂くことになりました。できるだけじっくりと議論するため、講演時間を長くとっています。またとない機会ですので、是非、ご参加いただければと思います。

日時:2017年3月27日(月) 13:30~15:30
場所: 大阪大学大学院 工学研究科 A1棟111号室
    (大阪府吹田市山田丘2-1)
参加費: 無料

プログラム

13:30~15:30 交流電磁場の溶鋼中介在物除去への応用
丸山明日香(北大)

鉄鋼製造過程において溶鋼中に混入する介在物は製品欠陥の原因となる。一般的には、介在物の浮上分離除去が行なわれているものの、介在物の浮上速度は介在物直径の2乗に比例するので、微小介在物の除去は困難である。そこで、交流電磁場印加により、溶鋼中介在物の衝突・凝集を促進させ、浮上速度を向上させる方法を提案した。また、交流電磁場印加による介在物除去促進の可能性、介在物除去に最適な操業条件の検討を行ったので、得られた成果を紹介する。