第71回強磁場応用専門研究会

 第71回強磁場専門研究会では、京都大学の和田昌久先生にご講演いただけることになりました。和田先生はセルロースの構造と物性の相関についてご研究されており、その一環として、セルロースの固体構造と磁場との関係解明に取り組まれています。当日は、このトピックスについて、基礎からわかりやすく解説頂ける予定です。
できるだけじっくりとお話を伺い、議論するため、講演時間を長めにとっています。またとない機会ですので、是非、ご参加いただければと思います。

共 催:
低温工学・超電導学会2023年度 第4回 時空間変調磁場の制御と応用に関する調査研究会、応用物理学会 磁気科学研究会
日 時:
2024年3月18日(月)13:30~15:00
開催場所:
ハイブリッド開催
現地会場:大阪大学 大学院工学研究科 A1棟111号室
(〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1)
参加費:
無料

申し込み:
申込フォーム
参加ご希望の方は上記申込フォームからご登録ください。
Web参加の方には、追ってアクセス情報をご案内します。
*現地会場で参加申込受付は行いません。必ず参加登録をしてご参加ください。
世話人:
秋山庸子(阪大) yoko-ak_at_see.eng.osaka-u.ac.jp
廣田憲之(物材機構) hirota.noriyuki_at_nims.go.jp
諏訪雅頼 (阪大) msuwa_at_chem.sci.osaka-u.ac.jp
(_at_を@へ変更してください)

プログラム

13:30~15:00
磁場配向セルロースナノコンポジットの力学特性

○和田昌久 (京大)

セルロース微結晶は幅数 nm のナノウィスカーであり、軽量であるにもかかわらず、高強度、高弾性率であることからナノコンポジットの補強材料として注目を集めている。セルロース微結晶をマトリックス中で配向させることができれば、セルロース微結晶のナノフィラーとしてのポテンシャルを最大限に引き出すことが可能となる。そこで、本講演では、セルロース微結晶の磁場配向挙動と磁場配向セルロースナノコンポジットの力学特性の評価に関する、最近の我々の取り組みにつ
いて紹介する。