105.01

分野:
磁気応用
タイトル:
従来比1万倍の感度を有する磁気センサの量産技術を確立
出典:
ローム株式会社 プレスリリース(2013年10月29日)
 
 
概要:
 ローム株式会社と愛知製鋼株式会社は、磁気インピーダンス効果を利用した磁気センサであるMIセンサについて業務提携を行い、ホール素子等の従来の磁気センサに比べ1万倍以上の感度を有するMIセンサの量産技術を確立した。
 
 
本文:
 MIセンサは、アモルファス合金ワイヤなどの高透磁率合金磁性体に見られる磁気インピーダンス効果を利用した磁気センサである。パルス電流を印加した際に起こるインピーダンスの変化によって、磁場を高感度に検出することができる。ローム株式会社と愛知製鋼株式会社は、2013年2月からセンサ事業での業務提携を行ってきた。今回、愛知製鋼株式会社が開発してきたMIセンサについて、ロームの生産技術を用いることで生産効率の大幅な向上を果たし、大量生産が難しかったMIセンサの量産技術を確立した。開発したMIセンサは、ホール素子等の従来の磁気センサに比べ1万倍以上の感度を持つ。これにより、従来のセンサより少ないセンシング(演算)回数でも高精度が実現でき消費電力の低減も可能となる。今後、自動車、産業機器に加え、スマートフォンやタブレット等での電子コンパスや複合センサへの応用が期待される。今回のMIセンサは2013年11月から機能サンプルの提供を開始する。

(東大物性研 谷内敏之)