35.02

分野:
磁気記録
タイトル:
電子情報通信学会2007年総合大会(磁気、ストレージ関連)概要
出典:
IEEE Trans. Magn. 43, 627 (2007)
 
概要:
 3月に名城大学(名古屋)にて電子情報通信学会2007年総合大会が行われ、シンポジウム講演「現在および将来における磁気ストレージ技術のメディアとヘッドの主役」6件、一般講演「磁気記録」11件の講演があったので、概要を報告する。
本文:
 電子情報通信学会は、年2回、春と秋に大会が開催されている。今回、磁気、ストレージ関連の講演は、磁気記録・情報ストレージ研究専門委員会研究会が担当するシンポジウム「現在および将来における磁気ストレージ技術のメディアとヘッドの主役」と一般セッション「磁気記録」で行なわれた。

 シンポジウムでは、メディアとしてソフト/ハードスタック媒体のシミュレーション結果(AIT)とパターン媒体のドット形状の影響(東北大)に関する講演があった。ヘッドとしては、SPTヘッド磁励の高速シミュレーション(工学院大)と熱アシスト記録に用いられる開口型近接場の解析(関西大)とが報告された。また、評価・解析技術として、再生波形より磁化遷移幅を求める方法(東北大)が紹介された。ホログラム記録に関しては、ノイズの有色性を考慮したSNRの算出方法(NHK)が議論された。一般セッションでも、多岐分野において討論が行なわれた(垂直記録評価:3件、信号処理:5件、ディスク応用検討:2件、光ディスク技術:2件、ホログラム多重記録:3件)。

 今回の大会も、大学からの講演がほとんどであり、企業からの積極的な参加が望まれる。

(日立 五十嵐万壽和)