第55回化合物新磁性材料専門研究会

「トポロジカルなスピンテクスチャの可視化とダイナミクス」
日時: 2016年3月11日(金) 13:30 – 17:10
場所: 東京大学浅野キャンパス 情報基盤センター1F 103
    横浜国立大学工学基礎研究棟(ESタワー)102 室 グローバルスタジオ
    (テレビ会議で中継予定)
趣旨: 反転心のない結晶構造をもつ磁性体においては、(反)強磁性的な磁気相互作用と空間反転対称性の破れに起因したDzyaloshinskii-Moriya相互作用の競合により、トポロジカルな性質をもったナノメートルスケールの非自明な磁気秩序構造(スピン テクスチャ)を形成し、それに由来した特異な輸送現象や、マルチフェロイクス特性、電流・磁場などの外場に対する多彩な応答などが観測されている。本研究会では、スピンテクスチャの空間構造可視化技術やトポロジカルなスピンテクスチャに特有なダイナミクス現象に着目し、最近の研究成果や話題をご紹介して頂き、今後の研究展開などについて議論の場を提供したい。
参加費: 無料
問い合わせ先: 東京大学大学院工学系研究科附属量子相エレクトロニクス研究センター 山崎裕一
yamasaki_at_ap.t.u-tokyo.ac.jp (_at_は@に変換してご使用ください。)

プログラム

13:30-13:40 はじめに
山崎裕一(東大・理研)
13:40-14:20 中性子散乱及び ミュオンスピン回転法によるスピンテクスチャの観測(PDF)
大石一城(CROSS)
14:20-15:00 ローレンツ電子顕微鏡法 による磁気スキルミオン構造の実空間観察(PDF)
柴田基洋(東大)
15:00-15:20 休憩
15:20-16:00 磁気スキルミオンが示 す特異なダイナミクスの理論(PDF)
望月維人(青学大)
16:00-16:40 強磁性マグノン伝搬に おける相対論効果(PDF)
小野瀬佳文(東大)
16:40-17:10 共鳴軟X線小角散乱を 用いたカイラルソリトン格子の磁場応答の観測(PDF)
本田孝志(KEK)
18:00- 懇親会:根津周辺(参加を希望される方は、世話人までご連絡ください。)