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第17回ナノバイオ磁気工学専門研究会報告

日 時:2006年10月17日(火)13:30~16:10
場 所:東京工業大学大岡山キャンパス
参加者:22名

 磁気の環境浄化技術への応用と、磁性ナノ粒子の医療診断技術への応用に関する興味ある研究が紹介された。

  1. 「磁化メソポーラスカーボンによる有機物処理」
    渡辺恒雄(首都大)

     水質浄化に使用されるナノサイズの活性炭では、浄化できる有機物の分子量に限界がある。そ
    こで、広範囲の有機物について効率的な浄化をするため、メソポーラスカーボンを作製して、分子量の大きいフミン質に対する吸着効率を確認した。また、磁気分離法によってリサイクル使用するために、磁性を付与して磁化メソポーラスカーボンを作製し、再利用の際に吸着効率が維持されることを確認した。

  2. 「磁気ナノ粒子を用いたMR分子イメージング」
    犬伏俊郎(滋賀医大)

     磁気ナノ粒子を、MR(磁気共鳴)の造影剤や標識剤として用いる「分子イメージング」が盛んに研究されている。講演では、これまでに手がけてきた細胞トラッキングを中心に、生体内の分子を標的とするイメージングの手法を紹介した。さらに、分子機能計測に長けたPET(陽電子放出断層撮影)やNIR(近赤外分光マッピング)をMRと融合するマルチモダリティ画像化技術についても紹介した。

(文責 理研 野田紘憙、東工大 阿部正紀)