「第4回磁性人工構造膜の物性と機能専門研究会」のお知らせ



磁性微粒子の界面物性の制御と機能材料
磁性材料、半導体材料、セラミックス材料をナノオーダーで積層したり、グラニュ
ラー微粒子として複合化し、特異な機能性を付与したエレクトロニクスデバイスの研
究・開発が進んでいます。これらの複合デバイスでは、異種材料界面の結晶構造や電
子状態がその磁気、電気的機能性に大きな影響を与えることが、材料の特徴として上
げられます。一方、記録メディアは微粒子型磁性体の顕著な応用例ですが、急激な記
録密度の上昇に対して、様々なメディア構造・材料の提案がなされています。本研究
会では、グラニュラー型薄膜の機能性の発現機構や微粒子界面の結晶構造や電子状態
に関する基礎研究の現況、並びに記録メディアの先端的な研究の進展について総合的
に報告をお願いし、議論を深めることを目的としています。関連する方々のご参加と
熱心な議論をお願い致します。

日時:2000年11月17日(金) 9:55〜14:40 
場所:秋田大学手形キャンパス 地域共同センター 
会議室 (秋田市手形学園町1-1、
秋田大学HP(http://www.akita-u.ac.jp/)
共催:   日本素材物性学会
参加費:  無料
問合わせ先:石尾俊二Tel:018-889-2405,
e-mail:ishio@ipc.akita-u.ac.jp
オーガナイザー:石尾俊二(秋田大学),
 高梨弘毅 (東北大学)

プログラム(講演時間、題目、講演者)            
1.  9:55−10:00      開会の挨拶
2.10:00−10:40   金属・絶縁体界面の電子状態と電気伝導  
井上順一郎  (名古屋大学)
3.10:40−11:20   酸化物半導体界面でのトンネル型電気伝導とバリスター特性
向江和郎 (富士電機) 
4. 11:20−12:00   グラニュラー、極薄膜における(Co,Fe)Pt系L10相の成長
島田寛 (東北大学)
5.13:00−13:30    フェリ結合媒体による56Gb/in2面内磁気記録と耐熱揺らぎ性
について
岡本巌  (富士通) 
6.13:30−14:00   FePt,CoPd系垂直磁気記録媒体の開発と高密度記録
本多直樹 (秋田県高度技術研究所)
7. 14:00−14:30   CoPt系垂直パターン媒体の作製と高密度磁気記録
青山勉  (TDK)
8.14:30−14:40   まとめ

(時間の許す範囲で一般の講演も募集いたします。ご希望がございましたらご連絡く
ださい。)



<会場案内図>