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第42回マイクロ磁区専門研究会
日時:平成7年2月 17日(金)13:30-17:30
場所:日本アイ・ビー・エム 東京基礎研究所
連絡先:60名

テーマ:

  1. Sio2添加によるCoNipt磁性膜の構造制御と磁気特性 村山明宏(旭コマグ開発部)
  2. CoFe/Cu系スピンバルプのGMR特性 上口格三(東芝研究開発センター)
  3. 微粒子型テープのノイズ理論 ノイズソースのモデルの定量化
  4. 光変調と磁界変調を併用した光磁気記録方式 粟野博之(日立中研)
1)では,CONiPtにSiO2を含むハード・ディスク用磁性膜をスパッタにより作成し, SiO2の添加量と膜の磁気特性と記録特性との関係について検討した.Sio2の添加量を増加することにより,磁性膜を構成するCoNiPt粒子の径が小さくなり,また粒界に析出するSiO2により粒子間相互作用が弱められる.この結果保磁力の増加と記録ノイズの低減を実現できた.
2)では,マグネトロンスパッタにより作成したCo0-Fe10/Cuスピンバルブ膜の結晶構造とGMR特性について調べた.NiFeの代わりにCoFeを用いることにより,磁気抵抗効果大きくし,しかもCuの磁性層への個溶を低減できる.サファイアC面基坂上に作成し,Cu膜厚22A・ COFe膜厚40Aとすることにより 13% の最大抵抗変化,1.50eのHC, 1%/0eの磁界-抵抗特性を得た.
3)では, 磁気テープ用媒体における記録ノイズに関する理論的検討について約30年にわたる研究成果の紹介があった.磁性体微粒子ミクロな配列の状態によるノイズへの影響を考慮して実験結果との相関が良いモデルを作成した.粒子サィズの小さい,充填率の高い高密度記録用材料では, 交換相互作用だけでなく静磁気相互作用ノイズの要因となっている.
4)では最近開発計画が発表された,650 MB/面の光磁気記録装置に使われる技術に関する紹介があった.レーザ・パルス磁界変調ダイレクトオーバライト方式・サンプルサーボ方式などの採荊こょり将来は2.5GB/面までの高密度化を目指している.

いずれの発表も,各分野で注目を集めている技術に関わるため,熱心な質疑応答が行われた.また研究会終了後に行われた懇親会にも27名が参加し,ディスカッションが遅くまで続けられた.

(日本アィ・ビー・エム:豊岡孝資)